【Linux / Steam Deck】Wine・Bottles環境でWindows版LINEを動作させる方法(署名エラー回避スクリプト付き)
LINE 公式からは Linux 向けのネイティブアプリが提供されていないため、これまでは Chrome 拡張機能版の LINE を利用するのが一般的でした。しかし、セキュリティ上の理由から公式より Chrome 拡張機能版のサービス終了が度々アナウンスされているだけでなく、オープンチャットや各種拡張機能が使えないなど、機能面でも大きな制限がありました。
そのため、以前から Bottles や Wine を使って Windows 版 LINE を動かそうとするユーザーも多くいましたが、最近の x64 版 LINE ではインストール時や起動時に crypt32.dll エラー が発生し、正常にインストール・起動できない問題が頻発しています。
このエラーの本質は、Wine 側の Windows システムコンポーネントに対するデジタル署名検証の問題 です。Prefix 内の Windows フォルダにある DLL に対して自己署名を行うことで、LINE を正常に動作させることが可能になります。
1. Bottles で環境を作成
Bottles でボトル(Prefix)を作成します。(Runner/実行環境には kron4ek-wine-proton などの利用がおすすめです)。
2. デジタル署名スクリプト (fix_line_wine-JP.sh) の実行
ターミナルを開き、以下のコマンドでスクリプトを実行します。
chmod +x fix_line_wine-JP.sh
./fix_line_wine-JP.sh
実行後、対象となる Windows フォルダのパスを選択または直接貼り付けます。
(通常、Bottles の Windows フォルダは以下の場所にあります)
~/.var/app/com.usebottles.bottles/data/bottles/bottles/LINE/drive_c/windows/
GUI のダイアログで選択するか、ターミナルにパスを貼り付けるだけで自動的に署名処理が行われます。署名完了後は、通常どおり LINE インストーラー (LineInst.exe) を起動してインストール・ログインが可能になります。
💡 日本語入力(Fcitx / Mozc 等)がうまくいかない場合
Flatpak 隔離環境の影響で日本語入力が通らない場合は、Bottle 環境を Home ディレクトリ側へネイティブに移行(搬運)することをおすすめします。
setup-line-native-v7.2-JP.sh を使用してローカルに移行することで、日本語入力環境(Fcitx5 など)との連携問題もスムーズに解決できます。
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